「ワードプレスに脆弱性があると聞いて、自社サイトが心配…」
「何からセキュリティ対策を始めればいいの?」
ワードプレス(WordPress)は、企業サイトやサービスサイト、採用サイト、オウンドメディアなどで幅広く使われているCMSです。
WordPress.comでは、WordPressがWeb全体の43%以上、CMS利用サイトでは61.4%のシェアを持つと紹介されています。
(データ引用元:WordPress「WordPress、その圧倒的シェアの理由」)多くのサイトで使われている一方で、攻撃者から見れば、脆弱性を見つけたときに大量のサイトへ攻撃を広げやすい標的でもあります。
とくにワードプレス本体だけでなく、プラグインやテーマ、ログイン画面、サーバー設定の甘さなど、攻撃の入り口は複数あります。
この記事では、ワードプレスの脆弱性の意味、狙われやすい理由、主な攻撃手法、診断方法、今すぐ実践したい対策までまとめて解説します。
ワードプレスの脆弱性とは何か?主な種類とリスクを理解しよう
脆弱性の定義と放置するリスク
脆弱性とは、ソフトウェアやシステムに残ったセキュリティ上の弱点や欠陥のこと。いわゆるセキュリティホールとも呼ばれ、放置すると第三者による不正アクセス、サイト改ざん、マルウェア感染につながります。
顧客の氏名、メールアドレス、問い合わせ内容、決済関連情報などが外部へ流出すれば、企業の信用低下だけでは済みません。
自社サイトが攻撃の踏み台になれば、被害者であると同時に加害側として見られるリスクもあります。
復旧費用、調査費用、損害賠償、問い合わせ対応まで含めると、事前対策よりはるかに大きな負担になりかねません。
脆弱性が発生する3つの主要な箇所
まずワードプレスの脆弱性は、主に「本体(コア)」「プラグイン」「テーマ」の3箇所で発生します。
| 発生箇所 | 主なリスク | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 本体(コア) | 広範囲のサイトに影響/公式修正の遅れによる被害 | 最新バージョン/自動更新/公式ニュース |
| プラグイン | 不正ログイン/情報漏洩/任意コード実行 | 更新頻度/開発元/不要プラグインの有無 |
| テーマ | 改ざん/バックドア/不正なスクリプト混入 | 配布元/最終更新日/未使用テーマの削除 |
本体の脆弱性は利用サイト全体へ影響しやすく、公式のセキュリティリリースが出たら早めの更新が必要です。
プラグインは開発者や管理体制に差があるため、脆弱性報告の中心になりやすい領域です。
Patchstackのレポートでも、2024年にWordPressエコシステムで確認された新規脆弱性は7,966件で、主にサードパーティ製プラグインに集中したと報告されています※
※引用元ページ:Patchstack_State of WordPress Security in 2024
なぜワードプレスは攻撃者の標的になりやすいのか?
ワードプレスが危険というより、”広く使われているからこそ狙われやすい構造”があります。
世界シェアNo.1という圧倒的な普及率
ワードプレスは利用サイトが多いため、攻撃者にとって効率よく成果を狙えるCMSです(Web全体の4割以上でワードプレスが使われています)
攻撃者から見ると、1つの脆弱性を見つけるだけで、同じ構成のサイトをまとめて狙えます。
また、利用者が多いぶん、攻撃手法や過去の失敗例もインターネット上に残りやすくなります。
有名企業だけでなく、小規模なコーポレートサイトや地域店舗のサイトも自動攻撃の対象になる点を押さえておきましょう。
オープンソースによるソースコードの公開
ワードプレスはオープンソースソフトウェアのため、コードを”誰でも”確認できます。よって攻撃者もコードを解析し、弱点を探せます。
修正パッチが公開される前に攻撃されるゼロデイ攻撃や、公開直後に未更新サイトを狙う攻撃も発生します。
プラグインやテーマのコードまで含めると、攻撃の入口はさらに広がるため、使う機能を増やすほど管理責任も増えると考えるべきです。
専門知識がなくても使える手軽さとユーザーの意識差
ワードプレスは扱いやすい反面、セキュリティ管理が後回しになりやすいCMSです。
更新通知を放置する、推測されやすいパスワードを使う、管理画面のURLを初期状態のままにするなど、基本的な管理不備が攻撃成功率を上げます。
生成AIの普及により、攻撃コードの作成や偽装文面の生成も以前より容易になっています。
今後は人の目だけに頼らず、スキャンツールやログ監視も組み合わせた運用が重要です。
ワードプレスの脆弱性を狙った主な攻撃手法と実例
代表的なサイバー攻撃手法
ワードプレスでは、「不正ログイン」「入力フォーム悪用」「スクリプト混入」などの攻撃が代表的。その具体的な攻撃手法は次のとおりです。
| 攻撃手法 | 狙われる箇所 | 主な被害 |
|---|---|---|
| ブルートフォースアタック | ログイン画面 | 管理画面への不正侵入/記事改ざん |
| SQLインジェクション | フォーム/検索機能/プラグイン | 顧客情報の窃取/データ改ざん |
| XSS | コメント欄/フォーム/テーマ | 偽サイト誘導/閲覧者情報の窃取 |
| コンテンツインジェクション | REST API/投稿機能 | 記事改ざん/スパム投稿 |
| ゼロデイ攻撃 | 本体/プラグイン/テーマ | 修正前の欠陥を突いた侵入 |
ワードプレスへの攻撃は、ログイン画面だけでなく、フォームやコメント欄、プラグイン、テーマなど複数の箇所を狙っておこなわれます。
過去に発生した深刻な被害事例
過去には、ワードプレス本体やプラグインの脆弱性をきっかけに、大規模な改ざんや任意コード実行が起きています。
2017年にはREST APIの脆弱性を悪用した攻撃により、150万ページ以上が改ざんされたと報じられました。
2017年2月、コンテンツ管理システム「WordPress」を利用するWebサイトが改ざんされる被害が相次いだ。世界中で155万以上のサイトが改ざんされ、国内でも多数の攻撃が確認された。原因は、WordPressの脆弱性(バグ)。あまりに深刻な脆弱性だったため、同ソフトの公式サイト「WordPress.org」では、脆弱性を修正したバージョンの提供開始から、1週間遅らせて脆弱性の詳細情報を公開した。
また2020年には「File Manager」プラグインの脆弱性について、IPAやJPCERT/CCが注意喚起を出しています。
WordPress 用プラグイン「File Manager」の脆弱性対策について(CVE-2020-25213)
概要
WordPress 用プラグイン「File Manager」は、サーバへのファイルのアップロードや削除などの操作機能を追加するプラグインです。
WordPress 用プラグイン「File Manager」には、任意のコード実行の脆弱性が存在します。
この脆弱性が悪用された場合、認証されていない遠隔の第三者によって、悪意のあるファイルをアップロードされ、任意のコードが実行される可能性があります。
CVE-2020-25213 の脆弱性を悪用した攻撃が確認されているとの情報があるため、至急、アップデートを実施して下さい。影響を受けるシステム
WordPress 用プラグイン「File Manager」6.9より前のバージョン対策:脆弱性の解消 – アップデートする
開発者が脆弱性を修正した最新版を公開していますのでアップデートを実施してください。(引用元ページ:IPA情報処理推進機構_WordPress 用プラグイン「File Manager」の脆弱性対策について(CVE-2020-25213))
攻撃者は「有名なサイトかどうか」ではなく、「侵入しやすい状態かどうか」を見ています。
自社サイトに脆弱性があるか調べる方法と情報収集サイト一覧
脆弱性対策では、感覚ではなく、診断と情報収集をもとに判断する姿勢が大切です。
今すぐできるサイト内診断の方法
まずは、ワードプレス管理画面の「サイトヘルス」から状態を確認しましょう。「ツール」内のサイトヘルスでは、本体やプラグインの更新状況、HTTPS化、PHPバージョンなどを確認できます。
より詳しく調べるなら、WPScanなどの脆弱性診断ツールを使い、既知のCVE情報と照合します。
ソフトウェアやシステムで見つかった脆弱性を識別・管理するための共通番号付き情報です。対策状況の確認や修正優先度の判断に使われます。
またレンタルサーバーのWeb改ざん検知や、セキュリティプラグインのマルウェアスキャンも活用しましょう。
最新情報をキャッチするための参考メディア一覧
脆弱性情報は、公式情報と専門データベースを組み合わせて確認するのがオススメです。
WordPressのニュースページでは、ワードプレス本体のセキュリティリリース情報を確認できます。日本語で調べるなら、JVN iPediaやJPCERT/CC、IPA(情報処理推進機構)などの注意喚起も参考になります。
契約しているレンタルサーバー会社のメール通知や管理画面のお知らせもチェックしておくえきですね。
| 情報源 | 確認できる内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| WordPressのニュースページ | 本体の更新/セキュリティリリース | 全サイト運営者 |
| JVN iPedia | 日本語の脆弱性情報/CVE情報 | 企業のWeb担当者 |
| JPCERT/CC | 緊急性の高い注意喚起 | セキュリティ担当者 |
| WPScan | WordPress特化の脆弱性情報 | 制作会社/エンジニア |
| レンタルサーバーのお知らせ | 自社環境に関係する更新情報 | 中小企業/店舗サイト運営者 |
WordPressのセキュリティの脆弱性対策10選
ワードプレスの脆弱性対策は、特別な施策を1つ入れるより、基本対策を重ねるほうが効果を出しやすくなります。
対策①ワードプレス本体・プラグイン・テーマを常に最新化する
ワードプレスの脆弱性対策で最初にやるべきことは、更新を放置しない運用です。新しいバージョンには、機能追加だけでなく、発見された脆弱性の修正が含まれます。
本体だけ更新しても、古いプラグインやテーマが残っていれば防御は不十分です。
週1回は管理画面を確認し、更新前にはバックアップを取る流れを社内ルールにしましょう。
対策②不要なプラグインやテーマを完全に削除する
使っていないプラグインやテーマは、無効化ではなく削除までおこないましょう。サーバー上にファイルが残っている限り、攻撃の入口になる恐れがあります。
長期間更新が止まっているもの、代替機能でまかなえるもの、用途が不明なものは整理対象です。
プラグインの数を絞ると、更新管理の手間も減り、トラブル時の原因特定もしやすくなります。
また新しいプラグインを入れる前に、既存機能で代用できないか確認する習慣を持ちましょう。
対策③推測されにくい強力なパスワードとニックネームの設定
ログイン情報が弱いままだと、不正ログインを許す原因になりかねません。管理者パスワードは、大文字、小文字、数字、記号を組み合わせた長い文字列にしましょう。
このとき、企業名、電話番号、設立年、担当者名など、推測されやすい情報は避けましょう。
また、表示名がユーザー名と同じだと、攻撃者にログインIDのヒントを渡してしまいます。
「admin」のような初期ユーザー名は使わず、ニックネームとブログ上の表示名も必ず切り替えましょう。
対策④ログイン画面のURLをデフォルトから変更する
ログインURLを初期状態のままにすると、自動攻撃の対象になりやすくなります。
ワードプレスのログイン画面は、通常「/wp-login.php」や「/wp-admin」でアクセスできます。
この入口をそのままにしていると、攻撃者はすぐにログイン試行を始めます。
SiteGuard WP Pluginなどを使えば、ログインURLを独自の文字列へ変更できます。
入口を隠すだけで完全防御にはなりませんが、ブルートフォースアタックの母数を減らす対策として有効です。
対策⑤2要素認証(2FA)や画像認証を導入する
2要素認証を入れると、パスワード流出時の不正ログインを防ぎやすくなります。
2要素認証では、パスワードに加えて、スマホアプリなどで発行されるワンタイムコードを求めます。画像認証やひらがな認証を加えると、自動プログラムによるログイン試行も減らせます。
とくに管理者権限を持つアカウントには、2要素認証を優先して設定しましょう。
対策⑥アクセス制限(IP制限・国外アクセス制限)の設定
管理画面へアクセスできる人や場所を制限すると、攻撃の入口を大きく減らせます。
社内の固定IPがある場合は、管理画面へのアクセスをそのIPだけに絞る方法があります。
固定IPがない場合でも、レンタルサーバーの国外アクセス制限を使える場合があります。
海外からの管理画面アクセスを拒否するだけでも、自動攻撃の多くを減らせます。
ただし、海外出張や外部パートナーの作業がある場合は、業務に支障が出ないよう設定範囲を確認しましょう。
対策⑦WAF(Web Application Firewall)の導入
WAFは、不正なアクセスをWebサーバーの手前で検知し、遮断する仕組みです。SQLインジェクションやXSSなど、Webアプリケーションを狙う攻撃への対策になります。
多くのレンタルサーバーでは、管理画面からWAFをONにするだけで利用できます。
ただし、WAFの設定によってはフォーム送信や管理画面操作がブロックされる場合もあります。
対策⑧WebサイトのSSL化(HTTPS導入)を徹底する
SSL化は、ブラウザとサーバー間の通信を暗号化する基本対策です。問い合わせ内容、ログイン情報、フォーム入力情報などを盗聴や改ざんから守ります。
SSL未対応のサイトでは、ブラウザに「保護されていない通信」と表示され、ユーザーの不安につながります。
現在は多くのレンタルサーバーで無料SSLを使えるため、「常時SSL化」はWeb運用の前提です。
SSL化後は、httpからhttpsへのリダイレクト、画像やCSSの混在コンテンツも確認しましょう。
対策⑨こまめなバックアップの自動収集と管理
攻撃を完全に防げない以上、復旧できる状態を作っておくことが重要です。バックアップがあれば、改ざんやマルウェア感染が起きた場合でも、正常な状態へ戻しやすくなります。
サーバーの自動バックアップに加え、外部クラウドや別サーバーにも保存しておくと安全性が高まります。
データベースとファイルの両方を保存しなければ、完全な復旧が難しくなる場合があります。
対策⑩ユーザー権限を最小限に絞り適切に管理する
ワードプレスのユーザー権限は、業務に必要な範囲だけ付与しましょう。記事投稿だけを担当する人に、サイト全体を操作できる管理者権限を渡す必要はありません。
退職者、外部制作会社、過去のライターのアカウントが残っている場合は、速やかに削除します。
個人のパソコンがウイルス感染した場合、アカウントを通じてサイトへ侵入される恐れもあります。
月1回はユーザー一覧を確認し、不要な権限や使われていないアカウントを整理しましょう!
万が一脆弱性を悪用された場合の対処法と復旧ステップ
どれだけ対策をしても、リスクを完全にゼロにはできません。異常に気づいたときは、焦って作業を進めるより、被害拡大の防止と原因特定を優先しましょう。
異常に気づいたら:サイトの即時オフライン化
不正アクセスの兆候を見つけたら、まずサイトへの外部アクセスを一時的に止めます。
改ざんページやマルウェアを訪問者に見せ続けると、被害が広がります。メンテナンスモードへの切り替え、対象ファイルの隔離、サーバー側でのアクセス制限などをおこないましょう。
同時に、ワードプレス管理画面、サーバー、FTP、データベース、メールのパスワードを変更しましょう。
「少し様子を見る」という判断は、被害拡大につながりかねません。
原因特定と復旧:バックアップの活用と専門家相談
復旧の際、正常なバックアップへ戻すだけでなく、侵入経路の修正まで必要です。バックアップで見た目が戻っても、脆弱性が残ったままなら再び攻撃されます。
不審な管理者アカウント、改ざんされたPHPファイル、不明なプラグイン、.htaccessの変更などを確認しましょう。
自社で判断できない場合は、レンタルサーバーのサポートやセキュリティに強い制作パートナーへ相談してください。
検索エンジンに危険なサイトと判断された場合は、復旧後に再審査やインデックス確認も必要です。
脆弱性を放置した結果、情報漏洩やサイト改ざんが起きると、復旧作業だけでなく、調査、顧客対応、法務確認、広告停止、検索順位低下への対応まで発生します。
月数万円の保守費を惜しんだ結果、数十万円から数百万円規模の対応費が必要になるケースもあります。
経営視点では、セキュリティ対策は単なるコストではなく、損失を避けるための投資として考えるべきです。
安全なワードプレス構築なら「びるどる」におまかせ!
ワードプレスの脆弱性対策は、更新だけで完結するものではありません。サーバー設定、プラグイン整理、ログイン防御、バックアップ体制、SSL化など、複数の項目をまとめて確認する必要があります。
自社だけで安全性を判断するのが難しい場合は、ワードプレス構築や保守運用に対応できるプロへ早めに相談しましょう。
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びるどるのおすすめポイント②サイト改善から保守なども丸ごと任せられる
びるどるでは、ワードプレスの制作だけでなく、公開後の運用や改善までまとめて相談できます。
対応範囲は、新規制作、リニューアル、CMS導入、プラグイン選定、サーバー移管、コンテンツ更新、SEO対策まで幅広いです。
脆弱性対策においては、不要プラグインの整理、更新体制の構築、SSL化、バックアップ、WAF設定なども相談できます。
びるどるのおすすめポイント③コスパ◎最短2週間のスピード対応で急ぎの改修にも強い
びるどるは、プロのフリーランスを活用することで、品質とコストのバランスを取りやすいサービスです。余計な固定費を抑えながら、実績豊富なエンジニアやデザイナーへ依頼できます。
急ぎの改修やリニューアルでも、内容によっては最短2週間での納品に対応しています。
ワードプレスの脆弱性に関するよくある質問【Q&A】
最後に、ワードプレスの脆弱性対策でよくある不安や疑問を整理します。
Q:最新バージョンに更新するとデザインが崩れるのが怖いです。
更新が不安な場合は、本番サイトではなくステージング環境で先に確認しましょう。テーマやプラグインの互換性によって、表示崩れや機能不具合が出る場合はあります。
ただし、デザイン崩れが怖いからといって更新を止めると、脆弱性を放置することになります。
更新前にフルバックアップを取り、テスト環境で確認し、問題があれば修正してから本番へ反映しましょう。
保守担当がいない場合は、更新作業だけでも外部パートナーに任せると安全に進めやすくなります。
Q:小規模なサイトでもWAFや2要素認証は必要ですか?
小規模サイトでも、WAFや2要素認証は入れておくべき対策です。
攻撃者は企業規模ではなく、侵入しやすいサイトを自動で探します。小規模サイトは管理が手薄になりやすく、踏み台として悪用される恐れもあります。
WAFは多くのレンタルサーバーで使え、2要素認証もプラグインで導入しやすい対策です。
Q:セキュリティプラグインを入れれば、ほかの対策は不要ですか?
セキュリティプラグインだけで、ワードプレスの脆弱性をすべて防ぐことはできません。
プラグインはスキャンやログイン防御などに役立ちますが、土台となる更新管理や権限管理が甘ければ危険は残ります。
WAF、IP制限、強力なパスワード、2要素認証、バックアップを組み合わせる多層防御が基本です。
また、そのセキュリティプラグイン自体に脆弱性が見つかる場合もあります。
導入後も更新状況や開発元の信頼性を確認し続けましょう。
Q:脆弱性情報はどこでチェックするのが効率的ですか?
まずはレンタルサーバー会社のお知らせと、ワードプレス管理画面の更新通知を確認しましょう。
実務では、自社環境に関係する情報を早く見つけることが大切です。
より詳しく調べるなら、WordPress.org News、JVN iPedia、JPCERT/CC、WPScan、Wordfence Intelligenceなどを組み合わせましょう。
ただし、専門情報は内容が難しい場合もあります。
Q:制作会社が倒産したり連絡がつかなくなったりしたサイトはどうすれば?
まずは、管理画面、サーバー、FTP、ドメインの権限が自社にあるか確認しましょう。
サーバー契約やドメイン契約が自社名義なら、再発行や権限整理を進められる場合があります。
制作会社に任せきりだったサイトは、プラグイン更新やバックアップが止まっている恐れもあります。
連絡不能の状態を放置すると、脆弱性が残ったまま運用を続けることになります。
早めにびるどるなどを通じて、新しい保守パートナーを探し、現状診断から始めましょう。
まとめ~ワードプレスの脆弱性対策を継続して安全なサイトに~
ワードプレスの脆弱性は、本体、プラグイン、テーマ、サーバー設定、ログイン管理など、さまざまな箇所に生まれます。
利用者が多く、オープンソースで拡張性が高いからこそ、攻撃者に狙われやすい構造があります。
まず取り組むべき対策は、最新化、不要プラグイン削除、強力な認証、WAF、SSL化、バックアップ、権限管理です。
生成AIによって攻撃コードや偽装文面が作られやすくなった今、手動の確認だけでは防ぎきれない場面も増えています。
プラグインの所有者変更やサプライチェーン攻撃のように、従来とは違うリスクにも注意が必要です。
セキュリティ対策は一度設定して終わりではなく、更新、確認、改善を続ける運用そのものです。
